詩歌

和歌・辞世を学ぶ

弟橘比売

 さねさし 相模の小野に 燃ゆる火の 火中に立ちて 問ひし君はも

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 日本武尊ヤマトタケルノミコトと呼ぶようだ。景行天皇の皇子で、

九州の熊襲、東国の蝦夷を征討したという。

妻であるオトタチバナヒメが荒れた海を鎮めるために、

畳24枚を波の上に敷いて自分が座って辞世を詠んだ。相模での戦いの際のことだった。

夫が無事に上総に着いたら妻の櫛も流れついたという。

私なら畳を運ぶ作業をやめさせるでしょう。見てられません。

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夫婦愛の女神 オトタチバナヒメ 歴memo

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