詩歌

和歌・辞世を学ぶ

344 酒を讃める歌 大伴旅人

 あな醜 賢しらをすと 酒飲まぬ 人をよく見ば 猿にかも似む (344)  値無き 宝といふも 一坏の 濁れる酒に あにまさめやも   (345)  夜光る 玉といふとも 酒飲みて 心を遣るに あにしかめやも  (346) ----- 酒を飲まない人を猿と呼び、一杯の酒より価値があるものは無いといっている。 親しい人ならウケるのでしょうが、暴言と言う人もいるでしょう。 大宰府長官であるということは、有能かつ長生きしたということでしょうが、 酒と口で飛ばされたのやもしれません。 ----- 讃岐屋一蔵の古典翻訳ブログ -344 讃岐屋一蔵の古典翻訳ブログ 345-