詩歌

和歌・辞世を学ぶ

1418 「石激」 石走る垂水の上の 志貴皇子

 石走る 垂水の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも

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 天智天皇の第7皇子の志貴皇子の歌だそうだ。

原文の第1句が「石激」でどう読むかは確定しないという。

賀茂真淵が「いはばしる」と訓んだという。

躍動的な動きで始まり、下の句でゆったりと受けるのが万葉調だという。

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日本のクオリア 一ノ関 忠人