詩歌

和歌・辞世を学ぶ

閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声

 しづかさや いはにしみいる せみのこゑ 元禄2年(46歳) -----------  蝉論争があったが実地調査でニイニイゼミと断定されたという。 山形の立石寺での句だという。実際はそこそこ響いているのでしょうが、 蝉の声以外は全くない空間に芭蕉がフォーカスしたので、 気づいたかのようにニイニイゼミの声がしみ入るように入ってきたようだ。 ----------- 俳句の教科書